前回の記事で、
お金を使わなくなって一番ラクになったのは
**「迷う時間が減ったこと」**だと書きました。
この感覚は、実は片付けでもまったく同じでした。
私は過去に、
客観的に見てもはっきり分かるレベルの、
いわゆるゴミ屋敷状態を経験しています。
でも、あとから振り返って強く思うのは、
片付けがつらかった原因は、
物の量そのものではなく、
判断し続けなければならなかったことでした。
目次
物が多いから片付けが大変、ではなかった
当時は、
「物が多すぎるから片付けられない」
そう思っていました。
もちろん、量が多いこと自体も事実です。
けれど実際に片付けを始めてみて、
一番消耗したのは、
重たい物を運ぶことでも、
作業時間の長さでもありませんでした。
毎回、立ち止まって考えるこの時間です。
- これは捨てていいのか
- まだ使えるのではないか
- いつか必要になるかもしれない
- 買い直すことになったら嫌だ
この判断を、
一つ一つの物に対して繰り返すことが、
想像以上にきつかったのです。
片付けは「作業」ではなく「選択の連続」だった
片付けは、単純な作業のように見えます。
しかし実際は、
- 残す
- 捨てる
- 保留する
この選択を、
何十回、何百回と繰り返す行為でした。
しかもその判断には、
正解がありません。
捨てたあとに後悔するかもしれないし、
残したあとに邪魔になるかもしれない。
正解がない判断を続けることが、
片付けを極端に重たくしていました。
途中から、体より頭が先に疲れるようになった
片付けをしていて不思議だったのは、
体はまだ動くのに、
手が止まってしまう瞬間が増えていったことです。
疲れているのは筋肉ではなく、
明らかに頭でした。
物を持っている時間よりも、
「どうするか考えている時間」の方が、
はるかに長かったと思います。
この時に初めて、
片付けは体力勝負ではなく、
判断力の消耗戦なのだと実感しました。
判断回数が多いほど、片付けは進まない
物が多いということは、
単純に、
判断しなければならない回数が増える
ということでもあります。
そして厄介なのは、
判断に疲れてくると、
- とりあえず戻す
- また今度にする
- 見ないふりをする
という選択が増えていくことです。
その結果、
片付けが終わらない状態が続きます。
物が減らないのではなく、
判断が先送りされ続けているだけ、
という場面も多かったと思います。
今は、片付けでほとんど迷わなくなった
今の私は、
当時と比べると物の量はかなり減っています。
でもそれ以上に大きいのは、
片付けで迷う場面そのものが、
ほとんどなくなったことです。
理由は単純で、
日常の買い物や持ち物の段階で、
かなり強く選んでいるからです。
前回の記事で書いた、
「買わなくて困る理由があるか」
という基準は、
そのまま片付けにもつながっています。
そもそも、
あとで悩む前提の物を、
家に入れなくなりました。
片付けがラクになったのは、収納が上手くなったからではない
よく、
収納を工夫すれば片付けやすくなる、
と言われます。
もちろん、それも一理あります。
でも私の場合は、
収納よりも先に、
判断の数が減ったことの方が、
圧倒的に大きかったです。
- 迷う物が少ない
- 保留の物が少ない
- 置き場所に悩む物が少ない
この状態になると、
片付けはほとんど作業になります。
考える時間が減ると、
不思議なほど動けるようになります。
お金と片付けは、かなり似ている
最近よく思うのは、
お金の使い方と、
物の持ち方はとても似ている、ということです。
以前の私は、
- 買うか迷う
- 使って後悔する
- 管理できていない不安を感じる
という状態でした。
片付けでも同じで、
- 捨てるか迷う
- 残して後悔する
- 管理できていないストレスを感じる
という構造になっていました。
どちらも共通しているのは、
判断の軸が自分の中に無いと、
延々と迷い続けてしまうという点です。
片付けは、減らすことより「迷わない仕組み」だと思っている
今は、
無理に物を減らそうとはしていません。
意識しているのは、
迷う場面を作らないことです。
- 入れる時に強く選ぶ
- 使っていない物を把握できる状態にしておく
- 「いつか使うかも」を増やさない
この積み重ねの方が、
片付けそのものより大事だと感じています。
まとめ
・片付けがつらかった一番の原因は、物の量ではなく「判断の多さ」だった
・片付けは作業ではなく、「選択の連続」だった
・正解のない判断を繰り返すことが、強い疲労につながっていた
・判断回数が多いほど、片付けは進みにくくなる
・物を減らしたからではなく、迷う物が減ったことで片付けがラクになった
・お金の使い方と、物の持ち方はよく似ている
・片付けは、減らすことより「迷わない仕組み」を作ることだと感じている
Thank you for reading Labo Life.



