目次
はじめに
コロナ禍をきっかけに、キャンプやアウトドアと並んで注目を集めた趣味のひとつが「バイク」である。特に、若い頃にバイクに乗っていた人が再び二輪に戻る、いわゆるリターンライダーの増加が目立った。
教習所では、中型二輪免許をすでに所持し、大型自動二輪免許を取得するために通う年配の受講者の姿が多く見られた。筆者自身は原動機付自転車のみの所持から大型自動二輪免許の取得を目指し教習所に通ったが、現場で強く印象に残ったのは年齢層の高さである。教官に話を聞くと、コロナ禍以降、バイク免許取得者は明らかに増加したとのことだった。
本記事では、バイクの魅力とリターンライダー増加の背景を整理しつつ、近年指摘されている事故との因果関係について、公開されている統計資料を基に考察する。
バイクの魅力とは
バイクの魅力は人それぞれだが、共通して語られる点はいくつかある。
- 風や匂い、気温の変化をダイレクトに感じられること
- 車では入れない道や景色に出会える自由度
- バイク同士でのツーリングによる一体感や交流
- 操作する楽しさ、機械を操っている実感
単なる移動手段ではなく、「体験」としての価値が高いことが、長年多くの人を惹きつけてきた理由だと考えられる。
リターンライダーが増えた背景
リターンライダー増加の背景として、以下の要因が考えられる。
- コロナ禍により密を避けられる移動手段・趣味が求められた
- 若い頃に乗っていた記憶や憧れの再燃
- 経済的・時間的に余裕が出てきた世代の存在
- 大型二輪免許制度の周知と教習所環境の整備
キャンプブームと同様に、「一人でも楽しめる」「非日常を感じられる」という点が、バイク人気を後押ししたと考えられる。
事故との因果関係について
年配ライダーの事故が目立つという指摘
近年、高年齢層の二輪車事故が増加していることは、公的統計でも確認できる。
警察庁の統計
警察庁が公表している「交通事故統計」によると、
- 二輪車事故において50代以上の死者・重傷者の割合が高い傾向
- 特に右折直進事故・出会い頭事故が多い
ことが示されている。
出典:警察庁 交通事故統計(令和4年〜令和5年)
https://www.npa.go.jp/publications/statistics/koutsuu/index.html
(※年次により数値は変動するため、正確な割合は各年度資料を参照する必要がある)
加齢による身体的変化とバイク
注意力や視野、反射神経は、一般的に年齢とともに低下するとされている。
これはバイクに限らずすべての乗り物に共通するが、バイクは特に
- 車体を支える体力
- 低速時のバランス感覚
- 常に周囲へ意識を張り続ける集中力
が求められるため、影響が顕著に出やすい。
「少し疲れている」「今日は集中力が続かない」といった状態でも、無理をすると事故につながりやすい乗り物だと言える。
安全運転のために意識したいこと
バイクは年齢に関係なく楽しめるが、同時に自己管理が非常に重要である。
- 体調が優れない日は無理をしない
- こまめな休憩を取る
- 少しでも不安があればその日は乗らない判断をする
- 技量に合った車種・装備を選ぶ
こうした判断力も、安全運転の一部だと考えられる。
バイクがもたらす前向きな側面
年齢には抗えない部分もあるが、バイクは
- 体力維持を意識するきっかけ
- 健康管理への意識向上
- 外に出る習慣づくり
につながる側面も持っている。
「元気でなければ乗れない乗り物」であるからこそ、日常生活を見直す契機になる可能性もあるだろう。
おわりに
リターンライダーの増加は、バイク文化にとって喜ばしい一方で、事故リスクとの向き合い方がより重要になっている。
バイクの魅力を長く楽しむためには、技術だけでなく、自身の年齢や体調を正しく受け入れた上での判断が欠かせない。
安全運転を心がけながら、無理のないペースでバイクと付き合っていくことが、これからの時代のライダーに求められている姿勢だと考えられる。
私も無理なくバイクライフを楽しみたい。
Thank you for reading this blog, everyone 🙂




